こんにちは、昨日親知らずを抜きました。
「たぶん痛むから食欲なくなるかも」って歯医者さんに言われてダイエットできる!って思ってたのに、
全然食欲あるんですけど。痛みより食欲の方が勝って全然食べちゃうんですけど。
さて、またまた面白い本に出会ったので記録しておこうかと。
岡崎琢磨さんの『季節はうつる、メリーゴーランドのように』です。
あらすじ
男女だけど親友の夏樹と冬子。
高校時代、日常の謎解きという共通の趣味で、2人は誰よりわかり合えていた。
ただ、夏樹が密かに、冬子に片想いをしていたことを除いて…。
そして今、社会人になった夏樹は冬子に会いに神戸を訪れる。
今度こそ、想いを伝えると決めて。
けれど、冬子はなぜかかたくなにチャンスをくれなくて…。
ウィットに富んだ日常の謎から、誰もが目を瞠る驚きのラストへ。
切なさ最大級の青春片恋ミステリ。
感想、「衝撃のラストに驚きを隠せない!」
あらすじにも書いた通り、主人公の2人は日常のちょっとした不思議な出来事を謎特ことが共通の趣味です。
そのことを2人は「キセツ」と呼びます。2人だけにしかわからない、言葉。
「奇妙なことには、説明をつける」の略です。
この2人だけにしかわからない言葉を作ってるのいいな~~!あこがれる!!
いいよねえ。他の人からはわからない言葉とか話題を共有するって、
それだけで距離が近づけた感じがして、好きです。
話がそれた。
初めは、日常の小さい謎を解いていくミステリなのかなって思ってました。
でもその小さな謎も面白くて面白くて。読んでて十分満足感、あります。
章の構成が冬→春→夏→秋→冬とタイトル通り季節順になっていて、
社会人になった2人の現在を軸に、高校時代の回想が組み込まれています。
そして最終章の冬、衝撃のラスト!!!!
それまでの小さい謎や2人のちょっとした会話の中等、
色んなところに仕込まれた伏線が怒涛のように最後に襲ってきます。
ページをめくる手が止まらない、そんな一冊。
男女の友情って難しいよね。めっちゃ共感した。
あらすじにも書いた通り、この本は「男女だけれど親友の夏樹と冬子」のお話です。
親友としての距離感を保ちつつ、けれど夏樹は密かに冬子に片想い。。。
いや~~~、切ない!
男女の友情って存在するか否か問題はよく議題になるけど、
私はどっちかが恋愛感情持たない限りは存在すると思う。
ただ、恋愛感情が生まれた段階で維持するのは難しいのかなあって。
実際私も、仲いい男友達がいたんだけど、
恋愛感情として好きになってしまい、でも実らなくて。
以前みたいに頻繁に連絡取ったりご飯行くのが難しくなったことがあります。
一度しこりが生まれてしまったら、何事もなく友達関係続けるの難しいですね。
私の場合は、私が彼のことを好きだったので意識せずにはいられないし、友達友達友達と念じてみても好きな気持ちは隠せなかったし。笑
終始、主人公の夏樹に共感しながら読んでました。
どっちかがどっちかに片想いしてると、友情を維持するの難しいよね。
はー、夏樹と冬子の友情の結末ははたしてどうなるのか。
ネタバレになるので気になった方は読んでみてください。
私は実はラストがあんまり好きじゃない、です。笑
以上、『季節はうつる、メリーゴーランドのように』の感想でした。
次は何読もうかな。